2012/9/8 『ユリコレクション』

劇団ラフメーカーの『ユリコレクション』の昼公演を観てきた。劇場は毎度おなじみ、池袋のシアターグリーンのBOX in BOX。シアターグリーンには大中小、三つの劇場があるけれど、その中のBOX in BOXは中劇場。『ユリコレクション』は再演ですが、初演の時は小劇場だったようなので、ワンランクアップですね。おめでとうございます。初演は2008年2月だそうですので、4年半ぶりですね。そのときの出演者で今回も出演されたのは、小鶴璃奈さんと、あいだしんごさんの二人。その小鶴さんは、「大田原百合子」と、その娘の「神崎かえで」の二役ですが、大田原百合子が登場してきたときが大学生で、2年後に結婚して大学中退するまでと、その娘が上京してカメラマンになる話なので、どちらも二十歳前後でしょ。4年半まえの小鶴さんは、自分と近い年齢の女性を演じられたのですね。

大田原百合子さんは、娘の神崎かえでを身ごもるわけですけど、妊婦役というとお腹に何か詰めて、妊婦らしい体型にして演じるのが定番ですが、この作品ではそのままの体型。小鶴さん、お腹を抱えるような仕草はされてましたが、体型はそのまま。セットも白に統一してシンプルでしたし、ラフメーカーにありがちな過剰な笑いのシーンも、逆に涙がこみ上げてくるようなシーンも無く、全般的に淡々とした印象の作品でした。だからだと思うのですが、母の時代と娘の時代とが行ったり来たりする複雑な展開であるにも関わらず、それらがシームレスに繋がった一つの物語として感じられたし、ゆったりとした気持で眺められて、最後にはジンワリと温かい気持ちになれるエエ作品でした。

大田原百合子の夫で、神崎かえでの父親の神崎春役の小林晴樹さん、ラフメーカーではおなじみですけど、いつもイイ味してますよね。好きな役者さんです。

大田原百合子の父、神崎かえでの祖父役の湯田勝也さん、彼もラフメーカーではおなじみですけど、いつもは裸になったり、ドタバタ喜劇担当という感じの役回りなのに、今回はドタバタはなく、イイお父さん 新たな魅力を発見した気がしました。

百合子と大学時代の友人の三笠さん役の、尾崎宇内さん。今回はクールなカメラマンの役で、前作では幽霊役でしたが、普段から大人しい感じの方なのでしょうか? ちょっと気になりました。

同じく百合子と大学時代の友人も彰役の、高田淳さん。全身タイツでミカン役をするシーンがありましたが、あのシーンだけは唯一今回の作品で、悪のりし過ぎだと感じました。でも、あのシーンは初演でもあったそうで、しかも女優さんが演じられてたとかビックリ

一番お目当ての園田ひと美さんも百合子の大学時代の友人で、三笠さんと結婚する榎本泉役。三笠さんと結婚しながら、三笠が本当に好きなのは自分ではなくて百合子ではないか、という思いを持ち続けているという複雑な役どころ。いつかは、離婚するという出すのでは思っていたら、やっぱり言いましたね そんな泉に向かって、かえでが「泉、行けー」って叫ぶシーンがありましたが、そこが、私としては1番のクライマックス。その前後の、かえでと泉のやりとりとか表情とか、見応えがありました

最後どうやって話をまとめるんだろうと気にしながら観ていたら、百合子の幽霊が出てきて、夫の神崎と会話しましたね。最後に音楽が流れて雪が降るところとか、東京セレソンDXの「夕」に似ているなと思いながら、観ておりました。どちらが先かは知りませんが、いずれにしてもジーンと感動させてくれる素敵なシーンでした。

終わってから園田さんには、再々演のときは百合子役を観たいとお伝えしたのですが、そのときはシアターグリーンの1番大きい劇場だと、なおイイですね。そのとき小鶴さんは、泉役でもイイけれど、思い切ってミカン役を観てみたいですわ

『ユリコレクション』のYoutubeにアップされているCMですが、本編を見た後でこのCMを観ると、もっとよく分かりました


今後も、10月、11月、12月の各番外公演と、2月の本公演が決まっているとのことなので、できるだけ観に行きたいと思います

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